【食品科学科】『食』を通して異文化交流~農業キャリアガイダンスⅡ~

 令和3年2月3日 食品科学科1年生のSA(サイエンスアプローチ)の時間に、『食』を通して異文化交流と題して、出雲に縁ある3人の講師を招いて講演会を実施しました。今回の講演会は、『地域の農業や関連産業が抱える問題に挑むチャレンジ精神の向上』、『ブラジルの食文化を知り、新たなブラジル野菜の利用方法について考える』を目的に講師の方々にお話をいただきました。
3人の講師の方のプロフィールは以下の通りです。

代表:滝浪実セルジオ氏
 ブラジル・ロンドリーナ生まれ。1990年代に日本に来日、在住20年以上になる。
 市内渡橋にブラジルレストランを開き、出雲に在住、レストラン経営をしている。

イズモ・アグロブラジル事務局:岡田貴子氏
 外国籍の方々のサポートボランティアに従事。2.3年前からセルジオ氏ら農業団立ち上げの際のサポートに携わる。

料理・栄養指導担当:園山咲子氏
 出雲出身。東京農業大学で農業について学び、国家管理栄養士の資格を取得。出雲で料理教室を開き、料理指導の仕事に従事することを目指している。イズモ・アグロブラジルでブラジル料理について研究中。

これから始まる『課題研究』のテーマ決定や今後の学習につながる大変有意義な講演会となりました。生徒からのたくさんの質問にも一つ一つ丁寧に回答していただき有り難うございました。

生徒の感想文からいくつか抜粋しました。

・日本の食文化への理解を深めるだけでなく、他国の食文化を知り、食を通して交流ができるのはとても良いことだと感じました。そこから新たな商品を自分たちの手で作り出すことはさらに魅力的で、興味を持ちました。
・お土産でいただいたキャッサバフライはフライドポテトに近い味がしました。キャッサバをいろいろ加工してみたいです。
・もっと異国の文化を理解できる社会を作ることが大切だと思った。
・外国人との交流は今までにもあったが、『食』を通しての交流は新鮮で、今後もこういった形で交流をしていきたい。
・キャッサバの活用方法に「ポテトサラダ」や「アイス」があると聞いて凄く気になりました。

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