校長挨拶

 校長の山根 登です。本校ホームページをご覧いただきありがとうございます。

 本校は、昭和8年に島根県立今市農業学校として創立され、創立80有余年の伝統ある農業高校であります。この間、歴代の校長先生をはじめ諸先生方、多大な支援をしていただいたPTAや同窓会の皆様方のおかげで1万2千人を超える卒業生を送り出して参りました。 「耕魂 育命」 本校では、生命を育て、自らの魂を耕す「魂の教育」を旨としております。少子高齢化、国際化、環境問題、そして地方創生など様々な課題を抱え、刻々と変わる社会情勢の中、変わらず大切なものは、「生命に対する畏敬の念」「自然に対する感謝の気持ち」であろうと思います。本校では常に生命と向き合い、豊かな心の醸成に努めております。

 また、本校は県内唯一の農業専科の高等学校であることから、農業教育のリーディングスクールであります。地域農業を支える人材、農業教育を支える人材等スペシャリストの育成が、本校に課せられた大きなミッションであると考えております。

 令和元年度、本校は文部科学省より「地域との協働による高等学校教育改革推進事業(プロフェッショナル型)」の指定を受けました。これは、出雲を愛する農業人材の育成を目指し、育てたい資質・能力を出雲創生力(企画力・実践力・創造力)としています。出雲市と出雲農林高校の共通の基盤である 1 持続可能な農業 2 スマート農業 3 地域農業の核となる人材育成と位置づけ本年度3年目を迎えました。様々な地域農業の魅力や課題を探求し、高校生の夢や大胆な発想からこの地域にイノベーションを起こしたいと考えています。

 「見つけよう、自分の力の可能性!」 基礎基本の徹底、専門性の向上、実践力の育成を図るため、この文部科学省指定事業と課題研究の充実、農業クラブ活動を学校経営の中核に据え、生徒の秘めたる可能性を最大限に引き出したいと考えております。 「耕魂五箇条」(汗をかけ、常識を学べ、経験を積め、常識を疑え、チャレンジせよ)を指導のよりどころとしながら、我々教職員も生徒と「ともに汗をかき、ともに涙し、ともに感動する」教職員集団であるよう努めていきたいと思っております。皆様方のご理解ご支援をよろしくお願いいたします。

令和3年4月

島根県立出雲農林高等学校 校長 山根 登

 

耕魂・育命