【動物科学科】受精卵移植実習を行いました!

 6月24日(木)動物科学科3年生25名が受精卵移植実習に参加しました。この取り組みは、「人づくりと牛づくり育種連携授業」の一環として行われるものであり、県畜産技術センター、出雲家畜診療所、出雲家畜保健衛生所の方々に来校して頂きました。

 生徒たちは、まずはじめに受精卵移植、家畜衛生、家畜診療について受講しました。この講話では、受精卵移植技術の有用性や牛の病気、獣医師の仕事など、様々な現場で実際に活動された話を聞かせて頂きました。講話の次は、将来の島根県獣医師確保に向けて、意見交換を行いました。獣医師を目指すきっかけや獣医師という仕事のやりがいを聞き、生徒たちは目を輝かせていました。

 その後、実際に受精卵の採取を見学し、その受精卵が正常な発育をしているか、変性部位はないかなどの形態の観察を行いました。そして、正常な発育が見られた受精卵を本校の3頭の牛に移植しました。この受精卵が着床し、受胎すれば、来年の3月に出産する予定です。無事、受胎し、元気な子牛が生まれてくるようにと願っています。

 生徒たちからは、
 「獣医師さんは動物や生産者をサポートする仕事であり、私たちが普段活動できているのは、このような方々がいるからこそで、感謝すべきは様々なところにあるのだと改めて気付きました。」
 「受精卵移植は、今の畜産には欠かせない技術の1つであり、その技術を見ることができたのはとても貴重な体験でした。」
という感想がありました。様々なことを聞いたり体験したりして、今回の実習がたいへん有意義なものとなりました。

 

講話の様

卵巣を確認している様子

受精卵の移植の様子

 

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