【動物科学科】傷病野生鳥獣救護講習会参加

2月5日(金)動物科学科1年生41名がニューウェルシティ出雲にておこなわれた、「傷病野生鳥獣救護講習会」に参加しました。 この講習会は公益社団法人島根県獣医師会と島根県森林整備課鳥獣対策室が主催する会であり、毎年、動物科学科の生徒も聴衆させていただいております。 今年は「野生動物の守り方~生物多様性保全のための野生動物管理とは~」というテーマで滋賀県からお越しいただいた株式会社イーグレット・オフィス須藤明子先生のお話を聴衆させていただきました。 話の中では、野生動物を守るためにあげられた ①減りすぎた動物を増やす②増えすぎた動物を減らす③野生動物の世界を伝える という3つのポイントを基に①では減りつつあるイヌワシのお話、②では増えすぎているカワウの捕獲についての取り組みをお話ししていただきました。 一時間半に及ぶ講習会でしたが、写真や動画を用いたお話であり、内容も大変興味深く、あっという間の時間でした。生徒も普段聞くことのできない野生動物に携わって働いておられる方のお話であり、とても貴重な体験ができたと喜んでおりました。 以下、生徒の感想文の一部を抜粋します。 ○私がこの講演会を聞き、一番印象に残ったことは、イヌワシには巣の修理など、イヌワシを助けるための活動をし、カワウには捕獲などのカワウを殺していく活動をしていると聞いたことです。この二つは正反対の活動に見えるのに、どちらも互いや野生動物を守るために行っている活動だと聞き、とても印象に残りました。私はそれまで、守る=助けるというイメージがあり、数が増えすぎたからといって、殺してしまうのはどうしても「かわいそう」という感情が私の中にありました。しかし、講演を聞き、数が増えた動物を殺すのはかわいそうだから、といって殺さずにいると様々な問題が起こることを知りました。数が増えすぎたカワウが魚を食べ過ぎて、漁師の人たちにうとまれてしまったり、植物が減り自然に大きな影響を与えてしまうと、人間との共存が難しくなります。しかし、適正な数にすることで、カワウにとっても人間にとっても、共存という希望が生まれることを知り、動物を管理する上で「殺す」という活動はとても重要だということを理解することができました。一方で数が減っているイヌワシを守ることも多くの動物を守ることに繋がると思うので動物を管理するためには「助ける」という活動も大切で、だから「助ける」と「殺す」という両方の活動をしていく必要があると理解することができました。 獣医師や獣医学に求められていることは動物の生命を守る、ということだけでなく、動物の生き死にを守ること、生命と生命の繋がりを守ることだと聞き、とても勉強になりました。
【動物科学科】傷病野生鳥獣救護講習会参加